外壁塗装の種類にはどんなものがあるのか?種類ごとの特徴を沖縄の専門家が解説します
「外壁塗装での塗料の選び方が分からない。」
「コストパフォーマンスに優れた塗料を知りたい。」
このようにお考えの方はいらっしゃいませんか。
沖縄に住んでいると、紫外線や台風で外壁は劣化しやすいため、塗料選びは重要です。
そこで、今回は外壁塗装で用いる塗料の種類ごとの特徴を説明します。
外壁塗装を行ううえで、塗料について知っておく必要があります。
それぞれ、見栄えと耐久性など特徴が異なっています。
以下で、代表的な塗料を見ていきましょう。
1つ目の塗料は、アクリル系塗料です。
コストが安いうえに軽い塗料で、はっきりと色を主張できます。
一方、紫外線に弱く耐用年数は短いです。
塗り替えをこまめにしたい方や、安く抑えたい方に適しているでしょう。
2つ目の塗料は、ウレタン系塗料です。
安価で、アクリル系塗料よりも耐水性に優れているのが特徴です。
用途が広く、密着性にも優れているため、さまざまな建物で用いられています。
コストを抑えて、塗料の剥がれを直したいという方に適しているでしょう。
3つ目の塗料は、シリコン系塗料です。
耐久性、耐候性、見栄えの全てで優れている優秀な塗料です。
そのうえコストも低いため、一番人気のある塗料です。
コストを抑えて、質の高い塗装をしたいならシリコン系塗料を選びましょう。
4つ目の塗料は、フッ素系塗料です。
撥水性、耐久性、耐候性に優れていますが、汚れやすいのが難点です。
コストが最もかかるため、採用する方はシリコン塗料に比べて少ないです。
長期的な目線でコストを抑えたいという場合は、検討してみてはいかがでしょうか。
外壁塗装を行ううえで、知っておくべきポイントには以下のようなものがあります。
たとえ優れた塗料を選んでも、塗装を行う業者が良くなければ、満足できる仕上がりにはなりません。
本来の塗料の能力を発揮するためには、経験豊富な業者を選ぶと良いでしょう。
外壁塗装でかかる費用の20パーセントが、塗料代というのが目安です。
他には、施工費、足場代、利益などがありますが、必ずしも妥当な費用とは限りません。
塗料の費用だけを希望通りにできても、他の費用を相場よりも高くするような悪質な業者もいます。
これは、外壁塗装は消費者にとって相場を把握するのが難しいため、見積もり額を高くしても気づかれにくいからです。
見積書をもらったら、塗料代以外の足場代と施工費が妥当であるか確認するようにしましょう。
外壁を塗装するときも、屋根を塗装するときも、足場を設置する必要があります。
そして、この足場は費用のうちの20パーセントを占めます。
別々に塗装すると足場の費用は2倍かかり、一緒に塗装すると1回分の費用で済みます。
つまり、外壁と屋根は一緒に塗装する方が、別々に塗装するよりも費用がかからないということです。
塗料の選び方は、立地条件や、施主の価値観などさまざまな要因によって変わるでしょう。
そこで、以下では目的に応じた塗料の選び方を紹介します。
1番目は、長持ちさせたい場合です。
この場合は、次の塗装までの期間を伸ばす必要があるため、耐久性に優れた塗料が良いでしょう。
耐久性に優れている塗料には、耐久性が30年程度と言われているアポリテック塗料や精密ナノ粒子塗料があります。
2番目は、汚れやカビを防ぎたい場合です。
この場合は、汚れに強い塗料を選ぶ必要があります。
汚れを雨で落とせるフッ素系塗料や、光に反応することで汚れを分解する性質をもつ光触媒塗料が良いでしょう。
3番目は、少しおしゃれにしたい場合です。
おしゃれにしたい場合は、周囲の住宅がしていないような工夫をすると違いを生み出しやすいです。
ツヤのある塗料を選んだり、塗膜のチップを含む塗料で高級感を演出したりとさまざまな方法があります。
外壁材との相性も見ながら、気に入ったものを選びましょう。
4番目は、安くしたい場合です。
塗料の中で、最も安いのはアクリル塗料です。
塗装のサイクルを短くしたい場合や、住宅の取り壊しを数年後に控えている場合にはアクリル塗料が良いでしょう。
5つ目は、コストパフォーマンスを重視する場合です。
塗装のサイクルや、どれくらい同じ住宅に住むかにもよりますが、コストパフォーマンスという面ではアポリテック塗料がおすすめです。
アポリテック塗料は、通常は10年と言われる耐候年数が30年あるため維持費がかかりません。
また、密着性に優れているため下塗りがいらないので、施工コストも大幅に抑えられます。
維持費と施工コストが、共に抑えられるため、コストパフォーマンスに優れています。
今回は、外壁塗装で用いる塗料の種類ごとの特徴を説明しました。
長く快適に住宅に住み続けるためには、外壁塗装は欠かせない要素です。
塗料は種類によって、耐久性、耐候性などさまざまな特徴の違いがあります。
価格の安さだけで塗料を選ぶのではなく、これらの能力も考慮して選ぶようにしましょう。