外壁に火災保険は適用できる?申請の流れや注意点をご紹介します!

2023年6月1日

外壁塗装に火災保険を適用できる場合があることをご存知でしょうか。
意外に知られていないかもしれませんが、外壁の補修工事に火災保険を申請できる場合があります。
今回は、外壁塗装に火災保険を適用するための条件、火災保険の申請の流れ、外壁塗装で火災保険を利用する際の注意点をご紹介します。

□外壁塗装に火災保険を適用するための条件とは?

外壁塗装に火災保険を適用するためには条件があります。
適用のための3つの条件と、適用できない場合をご紹介します。

*災害によって外壁塗装が必要になる場合

火災もしくは自然災害によって外壁や屋上に補修や塗装などが必要になった場合のみ、外壁塗装に火災保険を適用できます。

自然災害とは、風災(台風)、雪害(豪雪)、豪雨などのことです。
加入している保険によって保険の適用範囲が異なり、洪水や高潮などの水害や窃盗、地震による火災や破損などは対象外のプランもあるため、注意が必要です。

*申請は被災から3年以内

申請から3年以内に受けた損害についてのみ、火災保険を適用できます。
既に補修工事をした後でも、3年以内であれば、工事の請求書をもとに保険金を申請できます。
内容によっては、追加工事が認められる場合もあります。

*補修費用が免責金額を超える

この金額以下の補修は自己負担で直すという基準になる金額を免責金額といいます。
補修費用が免責金額を下回った場合は、火災保険を適用できません。
一般的に、免責金額は約20万円で設定されています。

*火災保険を適用できない場合

外壁塗装が必要な理由が経年劣化の場合、人的理由や施工不良で外壁が破損した場合は、火災保険を適用できません。
災害以外の原因で外壁塗装が必要な場合は、火災保険を適用できないことに注意しましょう。

□火災保険の申請の流れとは?

火災保険の申請の流れをご紹介します。

1.火災保険の種類の確認
ご自宅にある保険証券で住宅にかけられている火災保険の種類と、保険の適用範囲を確認します。

2.外壁塗装の会社に連絡
外壁塗装の会社に連絡して損害状況の調査を依頼します。
保険金額の審査のために、塗装工事の見積書の作成も依頼しましょう。

3.書類作成
火災保険の保険金の申請の際に必要となる主な書類は、保険金の請求書、事故の報告書、修理カ所の工事見積書の3つです。
保険会社から損害カ所の写真の提出を求められる場合もあるため、忘れずに撮影しておきましょう。
見積書が届いたときに見積金額を確認し、免責金額を超えているかどうか確かめましょう。

4.保険会社による調査
各種書類の提出後、保険会社による現地調査が行われます。
保険会社が依頼した損害鑑定人が住宅の被害状況を確認し、その報告を元に保険会社が内容を精査します。

5.支払い
保険会社に保険の適用範囲だと認定されたら、保険金が支払われます。

保険金の支払いは、基本的に申請手続きを開始してから30日以内に行われます。
必ず塗装工事前に支払われるわけではなく、工事費用の入金が保険金の支払いより先に必要となる場合もあるため、注意が必要です。

□外壁塗装で火災保険を利用する際の注意点とは?

外壁塗装で火災保険を利用する際に注意すべき点を、2点ご紹介します。

1.経年劣化
経年劣化による外壁塗装の補修工事は火災保険の適用外です。
色褪せを含む災害に起因しない劣化や、外壁の摩耗や変質、変色は保険の対象になりません。
作業に必要な足場の設置費用も保険の対象外となる場合があるため、確認しておきましょう。

2.免責金額
補修費用が免責金額を下回った場合も火災保険は適用されません。

ここで参考までに、6種類の塗料をご紹介します。

アクリル塗料は価格が安くて透湿性が高く、光沢やツヤが出やすいため、外壁の色を変えやすい塗料です。

一方で、塗料組織の劣化が早く、耐用年数は約6年と短いため外壁塗装での使用機会は減っています。

ウレタン塗料は弾力性や伸縮性があるため、ひび割れが起きても広がりにくいことがメリットです。

シリコン塗料は耐候性が高く、藻やカビなどが生えにくいため美しい外観を保ちやすい塗料です。

ラジカル塗料はほとんどの外壁を塗装でき、高いコストパフォーマンスと耐候性を持ちます。

フッ素塗料は耐久性が非常に高く、耐用年数も長い塗料です。

ただし、他の塗料に比べて塗膜が固く、外壁のひび割れとともに割れてしまう場合もあります。

光触媒・無機塗料は劣化が起こりにくく、塗膜が長持ちします。
他の塗料と比べて普及していないため高額の塗料となっています。

□まとめ

今回は、外壁塗装に火災保険を適用するための条件、火災保険の申請の流れ、外壁塗装で火災保険を利用する際の注意点をご紹介しました。
ご自宅の状況が火災保険の適用範囲かどうか、ご自身で確認するだけではなく、外壁塗装の会社や保険会社に確認してみることが大切です。

当社では外壁塗装を行っており、お客様の疑問にも丁寧にお答えします。
外壁塗装についてお困りの方は、当社までお気軽にお問い合わせください。

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