外壁を断熱に!断熱材の種類とメリットをご紹介!

2023年10月18日

外壁を断熱にしたいけれど、どのようなメリットがあるのかわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、断熱の外壁に着目します。
断熱材の種類をご紹介するだけでなく、断熱の外壁が良い理由と外壁を断熱にする時の注意点も解説します。

□断熱材の種類

外壁材に使用される断熱材の種類は大きく分けて4つあります。
無機質繊維系、天然素材系、発泡プラスチック系、断熱塗料系です。
それぞれの特徴をご紹介します。

1つ目は、無機質繊維系です。
ガラスを原料としたグラスウールが無機質繊維系の代表的なものです。
グラスウールの他には、岩石を原料としたロックウールがあります。
無機質繊維系の一番の魅力は、価格が安いことです。

さらに、グラスウールやロックウールは耐火性があり、家事にも強いです。
ただ、ひとつ注意が必要なのが、無機質繊維系を使用した断熱材がある環境にいるとシックハウス症候群を発症する人もいるということです。
有害物質は含まれていませんが、症候群が気になる方はよく検討してから選ぶようにしましょう。

2つ目は、天然素材系です。
羊毛やコルク、セルロースファイバーなどが天然素材系の代表です。
昔から衣類に多く使われてきました。
天然素材のため、有害物質の心配はないでしょう。
また、環境に優しいことも特徴です。

セルロースファイバーは新聞紙や古紙を再利用したものです。
エコでリサイクルな商品として注目が集まっています。
天然素材系の良いところは、自然の吸湿性に優れているところと環境に配慮されているところです。
ただ、天然素材のためコストがかかる可能性があることに注意しましょう。

3つ目は発泡プラスチック系です。
プラスチック成分を発泡させて気泡を作り出すことで完成します。
発泡プラスチック系の良いところは湿気に強く、耐水性があるところです。
さらに軽量のため、施工性にも優れていて隙間なく貼れるでしょう。

パイナルフォームや硬質ウレタンフォームは特に人気です。
高断熱や高気密の住宅の需要が高まっていることからこれらの発泡プラスチック系の材料もよく採用されます。
断熱性だけでなく、耐熱性にも優れているのも特徴です。
中古物件やリノベーション物件にもおすすめです。

4つ目は断熱塗料です。
断熱塗料は、熱を遮断する効果があります。
断熱材に比べると効果は劣りますが、それでも外壁の補修として同時に使うことで断熱効果が期待できるでしょう。

ただ、やはり断熱塗料だけでは住宅の断熱化を実現するのが難しいことは覚えておきましょう。

□なぜ断熱の外壁は良いのか

外壁を断熱にするメリットをご紹介します。

1つ目は、寒暖対策ができることです。
断熱材を使用すると、冬は室内の暖気が家の外へ漏れることを防ぎ、夏は熱い外気が室内に入り込むことを防ぎます。
その結果、エアコン代の節約につながるでしょう。
冷気や暖気が外に漏れ出すことを防ぐだけでなく、光熱費を節約しながら生活できるのです。

2つ目は、カビや結露を防げることです。
断熱効果があまりなければ外気や部屋の空気が壁や窓に伝わりやすいです。
その結果、寒暖差が生じてカビが発生しやすくなるのです。
カビが進行すると、アレルギーや呼吸器系の疾患を起こしかねないので注意しましょう。

3つ目は、ヒートショックを防げることです。
ヒートショックは、急激な温度差で血圧が大きく変動することで生じます。
特に冬に起こりやすいです。

ヒートショックが原因で心筋梗塞や脳卒中が引き起こされるかもしれません。
狭心症や脳出血をはじめとする病歴がある人や高血圧の傾向がある人は特に注意する必要があるでしょう。断熱材が予防策となるため、一度検討してみることをおすすめします。

□外壁を断熱にする時の注意点

外壁を断熱にするときに注意することが2つあります。

1つ目は、断熱材の厚さと性能を重視する必要があることです。
断熱材の厚さにより断熱性能が決まります。
断熱材が厚ければ厚いほど効果は高いでしょう。

先ほど、ご紹介したように断熱材を使うメリットは多いです。
そのため、快適に過ごしたいという方は断熱材を厚めにすることをおすすめします。
発泡ウレタンのように薄くても高性能な商品もあります。

しかし、薄くても高性能な商品は価格が高くなることが多いため注意しましょう。

2つ目は燃えやすい素材の断熱材もあることです。
燃えやすい素材を使っていると火事が起きたときに延焼するかもしれません。
窓周りから燃え広がる可能性が高いです。
そこで、おすすめなのがロックウール素材です。

ロックウール素材は防火性に優れているため、一部をロックウール素材にするだけでも延焼を食い止めやすいでしょう。
延焼対策も考えて、断熱材を選ぶことをおすすめします。

□まとめ

今回は、断熱の外壁に着目しました。
外壁材に使用される断熱材の種類は大きく分けて4つあります。
無機質繊維系、天然素材系、発泡プラスチック系、断熱塗料系です。
それぞれにメリットがあります。

用途に合わせて外壁材を選ぶことをおすすめします。
また、断熱の外壁は寒暖対策だけにとどまらず、人の健康にも良い影響を与えます。
断熱材が病気の予防となることもあるため、一度検討してみることをおすすめします。

無料お見積は今すぐお電話を。