【外壁塗装と税金】減価償却と経費について詳しく解説

2021年1月17日

外壁塗装にかかる費用の税処理ってどうなるの?」

「経費なのか、資本的支出なのか知りたい!」

このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか?

一般的な住宅とは違い、法人所有の建物や賃貸用住宅などの外壁塗装の費用は、確定申告の際に税務処理が必要になることがあります。

少しでも費用の負担を軽くするには、大きな税金の控除を受けたいですよね。

そのためにも、今回は皆さんが知っておくべき外壁塗装の税処理について詳しくお話します!

□外壁塗装の費用はどう処理される?

塗装にかかった費用は「修繕費」と「資本的支出」のいずれかで処理されます。

では、具体的にこれらの違い、各々どのように費用が処理されるのか見ていきましょう!

□修繕費とは?

修繕費とは固定資産の価値を維持するために使った費用のこと。

修繕費はその年に全額経費として落とせるのが特徴です。

経費はその年の所得から差し引かれるので、翌年にかかる所得税を大きく抑えてくれます。

塗装工事では主に以下の工事が修繕費に該当します。

例)・マンションの外壁の剥がれを元に戻す工事

・屋根に防水塗装を行い、防水機能を元に戻し、雨漏りを防ぐ工事

□資本的支出とは?

資本的支出とは、固定資産の価値を高めるために使用した費用を意味します。

価値を高めるとは具体的にどういうことなのでしょうか?

修繕とは建物の機能を維持するための工事であるのに対し、資本的支出は、建物の機能はもちろん、デザインの変更など新たな付加価値を足すのに使用される費用のことを指します。

修繕費は元の状態に戻す工事、資本的支出は価値を高める工事に適用されるということですね。

以下の工事が資本的支出に該当します。

例)・タイルの剥がれを修繕するのに、新たに耐久性の高いタイルに変更した

・外壁塗装をする際に、デザイン性の高い塗装を施した

□資本的支出の税処理

資本的支出は法定耐用年数によって減価償却されます。

*減価償却って何?

減価償却とは、その物の寿命に対して、一年間で消耗した価値を経費として落とす仕組みのことを指します。

例えば、カメラを10万円で購入した場合、法定耐用年数が5年間と定められているので、毎年2万円が経費として落とされます。

*外壁塗装の減価償却について

外壁には法定耐用年数が定められていません。

ここでいう耐用年数とは、塗料の耐用年数のことではありません。

あれは販売メーカーが自ら定めたものであって、法的な効力を持たないからです。

そのため、外壁塗装の法定耐用年数には固定資産そのものの法定耐用年数が適用されます。

建物は建築方法だけでなく、その用途によっても法定耐用年数は様々です。

工事をする前は、固定資産の耐用年数が何年なのか、どのくらいの期間、税金の控除が受けられるのか覚えておきましょう。

□まとめ

今回は外壁塗装にかかる費用の税処理について詳しくお話しました!

まずは、その工事の費用が「修繕費」と「資本的支出」のどちらであるかをしっかり確認しましょう。

大規模な工事であればあるほど、かかる費用は多くなります。

少しでも節税するために、今からしっかり考えておきましょうね。

これから外壁塗装をお考えの方は、ぜひ参考にして下さいね。

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