台風で雨漏りが発生した方へ!適用される保険についてご紹介!

2021年12月9日

「台風で雨漏りした際の対処方法について知りたい」「火災保険の適用範囲について知りたい」
このようにお悩みの方必見です。
今回は、火災保険の適用範囲や手順について紹介します。

□雨漏りした際の火災保険とは

雨漏り原因は、施工のミスや経年劣化、台風などの自然災害による影響などが挙げられます。
しかし、雨漏りした原因によって火災保険が適用されるかが変わります。

はじめに、雨漏りとは、屋根や外壁から住宅内に雨水が侵入してくることを指します。
天井から、1滴ずつ落ちてくる場合は気づきやすいですが、ベランダや天窓、外壁などの破損部から雨漏りすることもあります。
時間をかけて住宅の中に雨漏り箇所が広がることもあり、シミなどによって気づいたときには手遅れになっていることもあります。

また、放置してしまうと、カビやシロアリの原因になります。
建物の損害だけでなく、人間の身体にも影響を及ぼすことがあるので、注意しましょう。

火災保険が適用される場合は、雨漏りの原因が自然災害であるときです。
暴風や突風、台風による風災や、雹による雹災、降雪や大雪による雪災が挙げられます。
自分自身では、自然災害による雨漏りだと思っていても、経年劣化が原因になることも挙げられるため、専門家に調査してもらうことも大切です。
以下では、風災や雹災の具体的な被害例について紹介します。

風災の被害例は、漆喰が崩れたり、屋根材が飛ばされたり、大きなものが飛んできて外壁にぶつかったりすることで雨漏りが発生することが挙げられます。
雹災の被害例は、雹による窓ガラスの損傷や、天窓の損傷が挙げられます。
雪災の被害例は、雪の重みであることが特に挙げられます。

□火災保険が適用されるまでの手順とは

火災保険を適用する際は、いくつかの手順にそって申請する必要があります。

1つ目の手順は、保険会社への連絡です。
雨漏りの被害状況や、原因などわかる範囲の情報を伝えます。
詳しい情報を伝えることで、状況を把握しやすいので事前に修理会社に相談し、報告書などを作成してもらうと、スムーズに取引が行えます。

2つ目の手順は、書類の記入と申請です。
保険金請求書や、報告書、雨漏りした箇所の写真など、火災保険を申請する際にはいくつかの書類が必要になります。
報告書には、雨漏りが発生した日時や状況、原因などを詳しく書けるようにしましょう。

3つ目の手順は、現場調査です。
申請を受けた保険会社が、鑑定人を派遣し、実際に現場調査に出向きます。
専門家に見てもらうことで、損害状況や自然災害の有無などをもとに被害額を算出した報告書を作成します。

4つ目の手順は、補修工事です。
補修工事は、申請が認められてから行うようにしましょう。
雨漏りの火災保険は、必ずしも申請できるわけではありません。
申請が認められれば、修理会社と相談し、契約を結びましょう。

以上の手順で、雨漏りの火災保険申請を行います。
初めて行う方は、分からないことも多く、必要な書類の記入漏れがありますが、落ち着いて1つずつ仕上げていくようにしましょう。

□火災保険適用範囲外とは

雨漏りは、様々な原因によって生じます。
そのため、火災保険を用いて補修工事を行っても、申請が認められず、保険が下りないことがあります。
このような状況にならないようにするために、事前に適用範囲外のケースを確認しておきましょう。
以下ではいくつかの適用範囲外のケースを紹介します。

1つ目は、経年劣化です。
時間の経過によって、屋根や壁の老朽化が進んでしまうことです。
経年劣化は、自然災害ではないので火災保険が適用されません。

住んでいる間に、自然災害にあって雨漏りしはじめたと思っていても、専門家の方に詳しく調査をしてもらうと、経年劣化が原因と診断されることがあります。
定期的なメンテナンスを行うことで、経年劣化による雨漏りは減少するでしょう。

2つ目は、10年以内の雨漏りです。
10年以内の雨漏りは、施工不良や初期不良が原因となることがあります。
住宅を建てた際に、目視調査をして、隙間やひび割れがないか確認しておくことも大切です。
このような場合も、火災保険が適用されません。

しかし、火災保険の適用条件が複雑な場合もあります。
よく知られている例としては、築年数が古いマンションに住んでいる際に、天井から水が漏れてくることが挙げられます。
上階の方の洗濯機の水漏れや給排水設備に不備など、いくつかの原因が考えられます。

このように可能性として挙げられる原因がいくつかあり、保険の対応の仕方も異なるため注意しましょう。
また、自分の保険ではなく、上階の方の保険が使用されることもあるため専門家の調査を受けることをおすすめします。

□まとめ

今回は、雨漏りの火災保険の適用範囲について紹介しました。
自然災害による雨漏りの際に、保険が適用されることを覚えておきましょう。
火災保険に関するお悩みや質問のある方はお気軽にお問い合わせください。

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