2023年11月1日
できることなら今住んでいる家にできるだけ長く住み続けたいと考えている方も多いかもしれません。
しかし、心配なのが劣化です。
劣化といってもその原因や種類は様々です。
そこで今回は、劣化が生じる原因に加えて主な劣化の種類と塗装が必要な理由を解説します。
劣化が気になっていた方はぜひ参考にしてみてください。
□外壁に劣化が生じる原因
劣化が生じる原因は様々ですが、ここでは外的要因について解説します。
例えば、雨風、温度、湿度、紫外線です。
特に南側の壁は紫外線が当たりやすいです。
そのため、北側の壁と比べて劣化が激しくなります。
北側は湿気が溜まりやすくカビや結露が発生しやすいです。
さらには、高速道路の近くではホコリや排気ガスも溜まりやすいです。
外的要因として他に考えられるのが経年劣化です。
特に外壁は建物の動きにより、ひびが生じることもあります。
ひび割れがきっかけで劣化が生じてしまうかもしれません。
劣化が進行すると、外壁材が家の内部を守れなくなるかもしれません。
そうなってしまう前に劣化を防ぐことが大切です。
初期段階で塗り替えをはじめとする処置をするようにしましょう。
また、経年劣化以外にも、塗料の調合や塗布量の不足が要因になることもあり得ます。
どれだけ性能がよい塗料であっても建物や環境によって劣化が早まる可能性があることを覚えておきましょう。
□主な劣化の種類
主な劣化の種類を3つご紹介します。
1つ目は外壁が変色または退色しているというものです。
原因は、外壁の塗料が紫外線の影響をうけて劣化していることです。
変色または退色は劣化の初期症状です。
この状態を放置しておくとチョーキング現象を生じさせてしまうかもしれません。
そのため、できるだけ早く外壁塗装を行うことが大切です。
外壁に新しい膜を作りましょう。
ちなみにチョーキング現象は、外壁塗料が紫外線を受けることで塗料が結合力を失って塗料の一部の顔料が表出することで生じます。
外壁を手で触った時に白い粉が手に付く経験をされた方もいらっしゃると思います。
それがチョーキング現象です。
白い粉が付くのは、塗膜の保護機能が十分に働いていない証拠です。
チョーキング現象は建物の劣化とともに生じやすくなります。
水をかけて流すと一時的にはきれいになったように見えるかもしれません。
しかし、チョーキングは塗膜の劣化によって生じる現象なので、塗膜を塗り替えない限り根本的な解決はしていないことを覚えておきましょう。
一時的に洗い流してもまた乾くと粉が出てしまいます。
チョーキングの状態によっては補修が必要なこともあります。
当社も外壁塗装に力を入れているため、チョーキングでお困りの方は是非一度ご相談ください。
2つ目は、外壁のひび割れです。
外壁のひび割れをクラックといいます。
ひび割れといっても大きなひび割れと小さなひび割れでは特徴が異なります。
小さなひび割れは、幅が狭く奥行きが浅いです。
小さなひび割れは、壁の表面に塗られる塗料の経年劣化で起こることが多いです。
早急な補修は必要ありませんが、外壁を塗り替える目安になるでしょう。
大きなひび割れは、幅が広く深さが5ミリメートル以上のものが多く、外的圧力によって生じてしまいます。
大きいひび割れが発見されると、表面だけでなく外壁全体がダメージを受けている可能性が高いです。
放置するとさらにひび割れが広がったり、最悪の場合外壁が剥がれ落ちる危険性があったりするため早急な補修が必要です。
3つ目は外壁塗装がはがれたり、膨れたりしていることです。
塗料そのものの劣化や環境との不適合によって生じます。
塗装が浮いてしまうと、紫外線や雨風から外壁を守ることが難しくなります。
そうなると、家にも悪影響を及ぼす可能性があります。
外壁がはがれたり、膨れてたりしているのを目撃したときはできるだけ早く対応するようにしましょう。
□塗装が必要な理由
塗料には耐用年数があります。
一般的な家庭で使用される塗料の耐用年数は7年〜10年です。
ただ、環境によって異なる場合もあります。
塗料を終えてから時間が経つにつれて塗料の機能が徐々に低下します。
目に見えた劣化症状がなくても徐々に進行している可能性はあるため、定期的に塗り替えることをおすすめします。
もし、外壁の再塗装を怠ると建物を腐食させてしまうかもしれません。
塗装のひび割れやはがれがあると、雨水が侵入しやすいです。
雨水が入り込むと壁材や建材に浸透する恐れがあるので要注意です。
建材は湿気を含むと腐食しやすいです。
建材が腐食すると耐久性が低下し、壁が崩れます。
事故にもつながりかねません。
安全に住み続けるためにも再塗装が必要なのです。
□まとめ
今回は劣化について取り上げました。
劣化が生じる原因は様々です。
劣化の種類は外壁の変色または退色、外壁のひび割れ、はがれや膨れがあげられます。
外壁塗装の塗料には耐用年数があり、時間の経過とともに性能が落ちます。
目には見えていなくても劣化が進んでいるかもしれません。
定期的なメンテナンスを行うようにしましょう。
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