2023年2月18日
外壁の掃除をする時に、厄介なものが「鳥のフン」ではないでしょうか。
鳥のフンには、多くの病原体が含まれている可能性があり、放置しておくと自分たちの健康面で被害を受ける恐れがあります。
しかし、どのように対処したら良いのか分からない人も多いと思います。
今回は、鳥のフンの掃除方法・気を付けるべき注意点・予防方法についてもお伝えします。
□外壁についた鳥のフンを掃除する方法とは?
まず、掃除に必要な道具をご紹介します。
・使い捨てマスク
・使い捨てのプラスチックまたはゴム手袋
・ゴミ袋
・新聞紙
・雑巾
・水またはぬるま湯
・消毒用アルコール
・塩素系漂白剤
・中性洗剤
掃除の手順は、鳥のフンが乾いている場合と乾いていない場合とで異なります。
このとき、必ず家の窓を閉めておくようにしましょう。
*掃除の手順(乾いている場合)
まず、水またはぬるま湯でふやかし、アルコールをかけてから新聞紙で拭き取りましょう。
乾いた状態で拭き取ろうとすると、鳥のフンの粉が舞う可能性があります。
水ではうまくふやけないことがあるので、ぬるま湯を使用することをおすすめします。
アルコールで除菌しながら拭き取ることで、病原菌の蔓延を防げます。
拭き取った場所は、中性洗剤で濡らした新聞紙を使って綺麗になるまで拭き、少量の塩素系漂白剤を吹きかけて二度拭きしましょう。
その後、水またはぬるま湯で洗い流して、アルコールを吹きかければ終わりです。
*掃除の手順(乾いていない場合)
鳥のフンが付着したばかりで乾いていない場合は、ふやかす必要が無いので、まずアルコールを吹きかけて新聞紙で拭き取りましょう。
以降の掃除の手順は、基本的には乾いている場合と同様です。
鳥のフンが乾いていない状況に出くわすことはあまりありませんが、早く発見することで掃除をより楽にできます。
□外壁についた鳥のフンを掃除する際の注意点とは?
もしも、外壁に鳥のフンがついているのを発見したら、なるべく早く掃除をしましょう。
外観が良くないことはもちろんですが、放置していると感染症の原因になったり、外壁の劣化を促進したりする恐れがあります。
しかし、風の強い日は晴れていても、鳥のフンの掃除はしないようにしましょう。
手順でも述べたように、乾いた鳥のフンは粉が舞う可能性があります。
この粉は病原菌やカビを持っており、皮膚や粘膜に付着するだけではなく、家の中にも飛散してしまい、健康面での被害が心配されます。
そして、必ずマスクと手袋を着用して掃除してください。
また、高圧洗浄機を用いてむやみに外壁を洗浄するのはやめましょう。
鳥のフンが飛散してしまう可能性があるだけでなく、高圧洗浄機によって外壁が傷ついてしまう可能性があるからです。
体調が優れない時や子ども、妊婦、高齢者は掃除をするのは避けてください。
屋上や手の届かない場所なども、自分で行わないようにしましょう。
このような場合は、清掃業者に依頼して綺麗にしてもらうことをおすすめします。
□外壁に鳥のフンがつくのを予防する方法とは?
家の近くに鳥の巣があったり、たくさん生息したりしていると、頻繁に掃除を行わなければなりません。
回数を減らすためにも、鳥が寄りつかないように対策をしましょう。
*CDやアルミホイルを使用する
ベランダの軒にCDやアルミホイルを吊るして、光を反射させる方法です。
鳥はピカピカ光るものを嫌います。
設置は簡単ですが、鳥が光の反射に慣れてしまう可能性があり、すぐに効力を失ってしまいます。
また、反射光が近隣の迷惑になり、ご近所トラブルの原因になる恐れもあります。
そのため吊るしすぎには注意しましょう。
*忌避剤を使用する
鳥が嫌がる味や匂いの成分が入った薬品を「忌避剤」と言います。
忌避剤にはスプレータイプ・ジェルタイプ・固形タイプの3つの種類があります。
スプレータイプやジェルタイプは、ベランダやバルコニーに塗って使用し、固形タイプは、バルコニーの手すりに引っかけて使用します。
しかし、忌避剤は効果期間に限りがあり、定期的な交換が必要です。
薬品の注意書きを読み、適切な時期に交換を行いましょう。
*とげマットや防鳥ネットを使用する
とげマットとは、害獣を避けるための鋭いとげがついた対策用マットのことをいい、防鳥ネットとは、鳥がその場所に入り込まないように張り巡らす網のことを言います。
物理的に鳥の侵入を防げるため、効果的な対策です。
しかし、とげマットは設置すべき場所が多いと、ベランダが使いにくくなる可能性があり、防鳥ネットは管理組合によっては制限されている場合があるので、事前に確認が必要です。
□まとめ
今回は、鳥のフンの掃除方法と気を付けるべき注意点に併せて、予防方法をお伝えしました。
外壁についた鳥のフンは、外観を悪くするだけではなく健康にも悪影響を及ぼしかねません。
発見次第、なるべく早く掃除しましょう。
フン害がひどい場合は、ご紹介した予防方法を行い、役所に相談することをおすすめします。
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