外壁のひび割れにかかる補修費用はどれくらい?原因や補修手順もご紹介!

家の外壁のひび割れでお困りの方も多いかもしれません。
ひび割れは放置しておくと、雨漏りや外壁の劣化など他の問題にもつながりかねないため、早めに対処したいものです。
そこで今回は、外壁のひび割れ補修費用の相場、ひび割れの原因、ひび割れの補修手順をご紹介します。

□外壁のひび割れ補修費用の相場とは?

一般的な外壁のひび割れ補修費用は、1平方メートルあたり約2000~2500円、1回あたり約1~5万円です。
高所作業で足場が必要な場合は足場代が加算され、約20~50万円まで高くなります。
外壁の種類やひび割れの度合いなどによって修理工法が変わり、費用も異なります。

モルタル外壁の場合は、ひび割れが軽微なものであればコーキング材を使用して対処します。
ひび割れが大きく目立つ場合は工事が必要となり、費用が約40~80万円かかります。

タイル外壁の場合は、約60~200万円が相場ですが、タイルの種類や施工範囲によって異なります。
外壁のひび割れから雨漏りしている場合は、雨漏りの範囲が小さければ約5~20万円、雨漏りの範囲が大きく外壁自体のリフォームも同時に行う場合は約200~300万円が相場です。

仕上げに使用する塗装剤にもさまざまな種類があり、塗装材によって費用が変わります。
アクリル系塗料は約1000~2000円、シリコン系塗料は約2500~3500円、ウレタン系塗料は約1800~2300円、フッ素系塗料は約3500~4500円、光触媒・無機系塗料は約5000円が相場です。

塗料費用の他にも、実際の施工では足場の設置やシーリング、下塗りなどの手順があるため、施工費用が別途かかります。

□外壁のひび割れが発生する原因とは?

ひび割れがいつできたか正確に把握するのは意外に難しいものです。
気が付いたら外壁にひび割れが起きていたことがある方もいるのではないでしょうか。
外壁のひび割れが発生する原因と、ひび割れが発生しやすい外壁材をご紹介します。

*発生する原因

外壁にひび割れが発生する主な原因は、経年劣化、施工不良、振動です。
経年劣化や施工不良による場合は、多くの場合ヘラークラックと呼ばれる細いひび割れが発生します。
ヘアークラックの補修の緊急度は高くありません。

また、道路や線路に近い場合は、車や電車の振動が積み重なって、ひび割れの発生につながることがあります。
他にも地震が起きた時や、家の構造に問題がある場合にもひび割れが起こることがあります。

*ひび割れが起きやすい外壁材

ひび割れを起こしやすい外壁材は、モルタル外壁です。
水、セメント、砂を混ぜ合わせた素材で作られた外壁材で、外壁に継ぎ目がないため、建物の揺れによってひび割れが起こりやすくなっています。
コンクリート外壁も同様です。

また、ALC外壁(軽量気泡コンクリート)は軽量で高断熱機能がありますが、無数の気泡があるため建物の動きによってひび割れが起こる場合があります。

□外壁のひび割れ補修手順とは?

ひび割れの補修には、シール充填工法とUカットシール工法の、主に2つの工法があります。
ひび割れが発生している部分を補修して、再発を防ぐことが重要です。
それぞれの補修手順をご紹介します。

*シール充填工法

シール充填工法は、ひび割れの幅が0.2ミリメートル以下の場合に使われる工法です。

1.シーリング材の充填
防水性や気密性のある充填材をシーリング材といいます。
ひび割れが起きている部分に、シーリング材を充填して埋めていきます。

2.塗装
シーリング材を充填してひび割れを補修した後、外壁の色とのバランスを調整しながら、外観を整えるために塗装します。

*Uカットシール工法

Uカットシール工法は、ひび割れの幅が0.3ミリメートル以上の場合に使われる工法です。

1.ひび割れをU字にカット
電動カッターを使い、ひび割れが起きている部分をU字にカットします。
カットした部分を刷毛で掃除してきれいにします。

2.プライマー塗布
下地とシーリング材の密着性を上げるための下塗り材を、プライマーといいます。
U字にカットした部分にプライマーを塗布します。

3.シーリング材の充填
プライマーが乾燥したら、シーリング材を充填します。

4.塗装
最後に塗装して外観を整えます。
補修範囲が広い場合は、外壁全体を塗装し直す場合もあります。

□まとめ

今回は、外壁のひび割れ補修費用の相場、ひび割れの原因、ひび割れの補修手順をご紹介しました。
外壁の種類やひび割れの度合いによって、修理工法や補修費用は異なります。
ひび割れの度合いや工事の見積費用を考慮して検討することが大切です。

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