2023年5月17日
メンテナンスを定期的に行っていたとしても、外壁は寿命をむかえて、様々な劣化症状が発生してしまうため、外壁のリフォームを検討する必要があります。
外壁のリフォームには、「重ね張り(カバー工法)」「塗り替え」「張り替え」の3種類があるため、どれを選べば良いのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、外壁を張り替えるタイミング、張り替え工法のメリット・デメリット、工事の流れについて解説します。
□外壁を張り替えるタイミングとは?
外壁の修理・リフォームをする最適なタイミングはいつなのでしょうか。
異常があるのに放っておくと大変危険なため、工事が必要なのか判断して、決めるようにしましょう。
「築年数」「症状」のどちらかで工事を行うべきか判断します。
*築年数からみる張り替え時期
住宅に使用されている主な外壁材の寿命としては、遅いもので約40年、早いもので約20年とされています。
平均的に約30年を超えたら、外壁を張り替えるタイミングだと捉えておくと良いでしょう。
外壁材の種類と耐用年数としては、以下の通りです。
・モルタル 約30年
・タイル 40年以上
・ALC 40年以上
外壁の張り替え時期が過ぎたまま放置してしまうと、家の骨組みの劣化・腐食が進み、張り替え費用よりもさらに高額な工事費用を要する場合があります。
そのため、適切なタイミングで修理・リフォーム、メンテナンスを行いながら住み続けた方が出費を最小限に抑えられるといえます。
*劣化症状からみる張り替え時期
築年数が経っていなくても、外壁に反り、大きなヒビ、剥がれが発生した場合は張り替えを検討しましょう。
一方で、これらよりも軽度な症状であれば、張り替えよりも比較的安価な工事で対処できるでしょう。
□外壁を張り替えるメリット・デメリットとは?
外壁リフォームには、「重ね張り(カバー工法)」「塗り替え」「張り替え」の3種類の方法があります。
ここでは、外壁の張り替え工法のメリット・デメリットについてご紹介しますので、張り替え工法を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
*張り替え工法のメリット
1.外壁内部のメンテナンスができる
張り替え工法では、年月が経って傷んだ古い外壁材も全て取り外します。
外壁に必要な下地・防水シートのような内部の不具合、劣化部分のメンテナンスも併せて行えます。
そのため、雨漏りが発生したことのある家や築年数の古い家のような見えない部分にトラブルを抱えている可能性がある場合には、張り替えがおすすめといえます。
2.外壁材によっては耐震性の向上につながる
外壁を張り替える前に使用していた外壁材よりも、軽量な外壁材を使用することによって、建物の重量が減るため、耐震性の向上につながります。
*張り替え工法のデメリット
1.費用が高額になる
張り替え工法では重ね張りにはない、古い外壁材の解体や処分の手間がかかり、その分費用も高額になってしまいます。
重ね張りと比較すると、10万円から20万円ほど工事費用が高くなってしまいます。
2.工期が長い
古い外壁材の解体や外壁内部のメンテナンスを行うため、重ね張りと比較すると工期が長くなってしまいます。
3.張り替えできない場合がある
既存の外壁がモルタル、コンクリートの場合は外壁を解体してしまうと、下にある金網も一緒に解体してしまうことになるため、張り替えができません。
□外壁張り替え工法の流れとは?
まず、住宅の周りにホコリの飛散を抑えるための養生シートと作業用の足場を設置します。
養生シートの設置費用としては1平方メートルあたり約200円、足場の設置費用としては1平方メートルあたり約700円です。
予め、施工面積について知りたい場合は住宅の周囲に8メートルを足して、高さをかければ、ある程度の足場費用を計算できます。
足場の設置完了後、古い外壁材の解体、処分、下地の調整を行い、新しい外壁材の施工へと移ります。
古い外壁材の解体、処分は住宅の大きさにもよりますが、10万円程度といわれています。
施工費用や施工期間を正確に知りたい場合は、予め施工会社に聞いておくと良いでしょう。
□まとめ
外壁のリフォームには、複雑な内容も多いため、どの工法を選べば良いのか悩んでしまう方もいらっしゃいます。
それぞれの工法のメリット・デメリットや特徴を知った上で決めるようにしましょう。
外壁のリフォームに関してお悩みの方は、ぜひ当社までご相談ください。
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