2021年4月17日
「外壁塗装を行いたいけれど、どのような流れで進むのか」と疑問を持っている方はいませんか。
流れと日数を知っておくと予定が立てやすくなるのに加え、今何を行っているのか分かるため質問しやすいでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の流れと日数、注意点を沖縄県の専門業者が紹介します。
□流れについて
ここでは、日数と共に流れを説明します。
まず、工事1週間前に「工事着工前の挨拶」を行います。
挨拶を行うことで、工事中に発生する臭いや騒音などのトラブルに発展する可能性を減らせます。
挨拶回りを行う時には、何日目にどういった作業をするのかまで伝えると、相手方も心の準備ができるため音や臭いを大目に見てもらえるでしょう。
また、500〜1000円を目安とした菓子折や日用品を渡すと好印象を持ってもらえるため、少し用意してから行うと良いでしょう。
次に、工事に入ります。
1日目は「仮設足場工事とシートの設置」を行います。
安全に作業を進めるため、家の周りに仮設足場を設置します。
そして、メッシュシートと呼ばれる、塗料拡散を防ぐシートを貼ります。
この時点で家全体がシートに覆われて外からは見えなくなるでしょう。
2日目は「高圧洗浄」を行います。
この作業を通して、家に付着している汚れを落とします。
このときに窓の鍵まで閉めないと、部屋に水が入る可能性があります。
この段階では塗料の臭いがしないため、締め切っても問題ありません。
3,4日目は「乾燥」を行います。
この後の工程においても何度か登場する乾燥ですが、この工程はとても重要です。
乾燥を行うことで、塗料が塗料の密着度合いが上がります。
最低でも24時間は乾燥の時間が必要なため、24時間以内に次の工程に取り掛かる業者がいれば、工事内容の相談をしましょう。
5日目は「下地調整」を行います。
下地調整とは現在の壁に新しい塗料がくっつきやすいように処理をすることです。
内容はひび割れを埋めることや目地のシーリング打ち替え・打ち増し補修などがあります。
この工程は最も重要であるため、この作業を行わない業者に施工された場合は作業を止めてもらうと良いでしょう。
同じ5日目に「養生」も行います。
養生とは塗料がついてはいけない場所にシートやテープを貼る作業のことです。
塗装工事はどれだけ慎重に行っても塗料や洗浄した水が飛び散るため、その影響を少なくするために行います。
6日目は「外壁下塗り」を行います。
下塗りの目的は色をつけることではなく、この後に行われる上塗り用の塗料を壁に密着させやすくすることです。
複数回行う場合がありますが、その分料金が高くなることを覚えておきましょう。
7日目は「中塗り」を行います。
中塗りは上塗り一回目とも呼ばれており、上塗りと同じ塗料を使うことが多いです。
そのため、上塗りだけで「中塗りをした」と言われる可能性があり、不具合が出るのが数年後になるため、中塗りしたか否かの判断が難しいため、気になる方は業者の方に上塗りを行っているのか確認しましょう。
8日目は「上塗り」を行います。
これがメインの塗料を塗る工程です。
中塗りと上塗りの塗料を少し変えると塗り忘れ防止につながります。
9日目は「養生取り」を行います。
養生を剥がすときにベトベトしたものが残った場合、業者さんにしっかり処理してもらうように頼みましょう。
10〜12日目にかけて「確認」「足場解体」「清掃」などを行います。
ここでは、塗り残しや私物に塗料がついていないかを施主と業者が立ち会って確認します。
足場を解体する前に行わないと、塗り残しのときに再び足場を組む必要があるため、入念な確認が大切です。
最後は周辺のものを片付けて終了です。
また、工事を終えたら、近隣の方に完了報告を行うと良いでしょう。
以上の工程で外壁塗装を終わりです。
合計で2週間程度かかります。
ただし、雨季や冬季に行い、湿度が高くて乾燥に時間がかかる場合は時間がもっとかかるでしょう。
□注意点について
続いては、注意点を2つ紹介します。
1つ目は、時間を短縮する際は業者と相談することです。
作業時間を短縮した場合はひび割れや塗膜の剥がれが起きやすくなります。
しかし、それらが起きるのが数年後であるため、作業中の相談がとても重要です。
疑問に思うことがあれば、できるだけその場で質問しましょう。
2つ目は、養生作業の確認です。
この作業が雑に行われると、車や植物に塗料が付着する可能性があります。
これを防ぐには、業者さんに事前に塗料が付くと困る場所を伝えましょう。
また、業者さんが行った養生を自分でも確認し、塗料がつくと困る場所が守られているか再確認しましょう。
□まとめ
今回は、外壁塗装工事の流れと注意点を紹介しました。
あまり馴染みのない外壁塗装工事の流れをわかったと思います。
この流れを知っておくだけで、予定通りに進んでいるのか確認でき、安心できるでしょう。
馴染みがない工事ですが、わからないことはその場で業者さんに質問し、満足のいく工事にしましょう。
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