沖縄で防水工事をお考えの方へ向けてシート防水について解説します!

2021年6月18日

「防水工事で効果的な方法について知りたい」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
その場合に、シート防水はいかがでしょうか。

今回は、シート防水について詳しく解説します。
防水工事をお考えの方がいらっしゃれば、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

□シート防水とは

シート防水とは、ゴムまたは塩化ビニルでできたシートによって浸水を防ぐ工事のことです。
雨漏りしている箇所にシートをかぶせるようにして工事を行います。

シートの種類としては、塩ビシートとゴムシートの2つがあります。

塩ビシートとは、塩化ビニル素材で作られたシートのことです。
この防水シートを接着剤などで下地に貼り付けることで、防水工事を行います。
塩ビシートの特徴としては、ゴムシートよりも耐久性に優れていることが挙げられます。
物理的な衝撃によって割れる可能性があるものの、摩耗や紫外線などに対しては高い耐久性を発揮します。

一方でゴムシートは、合成ゴムをシート状にしたものです。
このシートの特徴としては軽量で伸縮性に富み、紫外線にも強いことが挙げられます。
しかし耐久性の面では、塩ビシートに比べて少し劣ってしまいます。

また、シート防水の施工方法は主に2つあります。

1つ目は、密着工法です。

これは、接着材でシートの貼り付けを行う方法です。
下地と防水シートに接着剤を塗布し、シートを直接下地に張り付けます。
特別な施工器具が必要なく、工期が比較的短く済みます。

また下地に直接貼り付けるため、屋上などの場所においても耐風圧性に優れているというメリットがあります。
ただしシートと下地が密着しており下地の影響を受けやすいため、下地の調整が必要です。

2つ目は、機械的固定工法です。

これは、接着剤を使用せずに防水シートを下地から浮かせて固定する方法です。
接着剤をびっしりと塗布して貼り付けないので、下地に含んだ水分や湿気を絶縁シートを通して効率的に逃がせます。
水分がこもらないため、防水層の膨れを防止できるのは大きなメリットです。

また下地に直接接着しないため、下地の亀裂の傷みなどの影響をほとんど受けません。
さらに下地調整や既存の防水材を撤去する手間も省けます。
工期や費用を抑えられることもメリットの1つとして挙げられるでしょう。

□シート防水のメリットとデメリットとは

*メリット

メリットは主に3つあります。

1つ目は、下地を選ばず施工できることです。
シート防水の工事では、シートをそのまま上から被せて防水機能を発揮させるため、以前に行った工事がシート防水でない場合でも施工可能です。
また、機械固定工法を採用することで、湿気の影響をほとんど無くせます。
下地を選ばずに施工できるのは、工事する上で非常に重要です。

2つ目は、耐久性に優れていることです。
シート防水は熱や紫外線に強く、最大で15年程度使用できます。
工事の回数をなるべく減らしたいとお考えの方には特におすすめです。

3つ目は、工期を短縮できることです。
広い面積を1度に施工できるので、工期を短縮できます。
さらに防水材が既成のシートで厚さが一定なので、広い面積も1度にむらなく施工できます。

*デメリット

メリットがある一方で、デメリットもいくつか存在します。

1つ目のデメリットは、複雑な箇所には不向きであることが挙げられます。
なぜなら、防水材がシート状なので複雑な形状の箇所をカバーすることが難しいからです。
隙間ができているとその部分から水が入ってしまってしまい、漏水する恐れがあります。
複雑な形状の箇所への防水を検討しているのであれば、ウレタン防水などを選択した方が良いかもしれません。

また、工事中に振動音が発生してしまうこともデメリットとして挙げられます。
この振動音は、施工の際に使用するドリルによるものです。
シート防水工事を予定しているのであれば、事前に近隣の方へ伝えておきましょう。

□シートの劣化症状とは

防水シートの施工を行った後も、定期的な交換が必要です。
そのため、防水シートを取り替える目安となるタイミングを知っておきたいですよね。
そこでここからは、シートの劣化症状について解説します。

劣化症状としては、主に3つ挙げられます。

1つ目は、表面のひび割れです。
塩ビシートは可塑剤によって柔らかくなっていますが、可塑剤は経年劣化によって徐々に気化して固くなってしまいます。
シートが固くなると、ひび割れが起こりやすくなっています。
ひびが大きくなるとその部分から雨水などが浸水してしまうため、小さなひび割れが起きた段階でシートの交換を検討しましょう。

2つ目は、防水シート結合部分や末端部分の劣化です。
防水シート同士の隙間はシーリング剤などで埋めて結合しますが、この部分が劣化することでひび割れてしまいます。
シーリング材の劣化が見られたら、早めに工事を依頼しましょう。

3つ目は、シートの浮きや破れです。
敷いているシートが、何らかの原因で浮いてしまったり破れてしまったりする場合があります。
シートの浮きや破れは、雨水の侵入につながるため、早めの処置が必要です。

□まとめ

今回は、シート防水について解説しました。
シート防水は効果的な工事なので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
また、当社は沖縄にて防水工事に関するご相談を承っております。
気になる方がいらっしゃれば、お気軽にご相談ください。

無料お見積は今すぐお電話を。