鉄骨が雨漏りによって腐食したことについてご紹介します!

2022年2月18日

「鉄骨造の家に住んでいるけれど雨漏りしていて困っている」
「鉄骨造の建物の雨漏りの原因って何だろう」
このようにお悩みの方は多数いらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、鉄骨造の雨漏りや腐食の原因と補修工事の方法についてご紹介します。

□鉄骨造の雨漏りの原因とは

鉄骨造であることによって雨漏りが起こる原因として、主に3つの可能性が考えられます。

1つ目の可能性は、外壁がALC建材である場合に、目地の隙間が原因となっている場合です。
基本的に鉄骨造の建物を建てるとすると、ALCパネルという建材を使うことが多いです。
ALCパネルは、比較的付着した水を吸い込みやすく、外力からの影響を受けやすいという弱点があります。
そのため、これらの弱点によってALCパネルが使用されている鉄骨造の建物で雨漏りが発生することがあります。

鉄骨造では二次防水が行われないため、一時防水として用いられる目地のシーリング材に不具合が起こった際に、そのまま水が浸入してしまいます。
基本的にシーリング材を用いた部分は、ALC材に関わらず、常に外部に晒されていることによって劣化しやすい部分と言えます。
そのため、どれほど劣化が進んでいるか定期的に確認しておきましょう。

2つ目の可能性は、鉄骨の腐食が雨漏りの原因となっている場合です。
鉄骨の腐食が進むと、外壁との取り合い部分に隙間ができてしまうだけでなく、鉄骨自体に穴が開き、雨水が浸入する可能性が居あります。
雨水の浸入を許してしまうと、鉄骨が腐食する、または錆ついてしまい、建物自体の耐久性にも悪影響を及ぼします。
これらを放置してしまうと大変なことになりかねないため、定期的にメンテナンスを行ったり確認したりするようにしましょう。

3つ目の可能性は、屋上部分が雨漏りの原因となっている場合です。
屋上部分に何か問題が起きたことによる雨漏りは、鉄骨造を採用しているかどうかに関わらず起こる可能性が高いです。

例えば、建物の屋根の形状として陸屋根を採用している建物であれば、ドレンと呼ばれる排水口が備え付けられています。
しかしながら、このドレンで問題が起きてしまうと雨水が屋上から上手く流れなくなってしまうため、雨漏りの原因になります。

また、屋上防水の劣化による雨漏りも起こる可能性が高いでしょう。
経年劣化によって、屋上に施工されていた防水層が切れると、屋上の防水機能が低下するため、雨水の浸入が始まります。
こちらも定期的に確認し、メンテナンスを行うことをおすすめします。

以上が雨漏りの原因についてです。

□雨漏りを放置することによる危険性について

基本的に雨漏りが起こっていることがわかれば、早急に対処する必要があります。
雨漏りを放置するとどのような危険性があるのでしょうか。

雨漏りをそのまま放置してしまうと、上記の雨漏りの原因でも触れましたが、建物自体の耐久性に大きくかかわってきます。
雨水が侵入することで、鉄骨の腐食や鉄骨の錆つきが起こります。
鉄骨造の建物は、鉄骨が建物を支える構造部分であるため、腐食や錆つきが進行していくと、破損や倒壊の原因になります。

このように、雨漏りから発生する2次災害を起こさないためにも、雨漏りには早めの対処を心がけることが大切です。
築年数が10年を超えてくると雨漏りが起こる可能性が非常に高くなるため、雨漏りがどこで起きているのか確認してみましょう。

□錆の特徴と補修方法について

ここでは、鉄骨造の建物における錆の特徴と補修方法についてご紹介します。

基本的に鉄骨造の建物で錆が付きやすい部分は、以下の5つです。

・外に設置された階段
・外階段の手すり
・梁と柱のつなぎ目
・柵
・鉄で作られた扉

これらが主に錆びやすい部分です。
鉄骨の錆は、赤錆であるため錆の症状が出始めると赤褐色に変化していきます。
赤褐色の錆がある程度表面につききると、少しずつ鉄自体ももろくなっていき、最終的には鉄骨に穴が開いてしまいます。
錆び穴ができた部分は、腐食されたということであるため、腐っているわけです。

そのため、見た目の変化だけでなく、構造の耐久性にも同時に問題が発生します。
例えば、強度低下によって鉄骨が折れたり一部破損したりするでしょう。

それでは、どのように錆を補修できるのでしょうか。

鉄骨が錆びている場合、補修工事を行いますが、錆の状態次第で工事内容が変わります。
ここでは錆穴がある状態になった鉄骨へ施す補修工事をご紹介します。

錆穴がある状態にまでなると、溶接による補修工事を行います。

まずは、腐食してしまった部分をできる限り取り除きます。
これによって、ある程度錆穴が無くなったら、元の状態に戻すために元ある鉄骨と新しい鉄骨を溶接します。
これによって、錆穴があった鉄骨が取り除かれ、新しい鉄骨によって、耐久性が回復します。

□まとめ

今回は、鉄骨造の雨漏りや腐食の原因と補修工事の方法についてご紹介しました。
当社では、雨漏りが発生した際の補修工事に加えて、外壁塗装や断熱防水の施工依頼を承っております。
家のメンテナンスに関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

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