防水工事とは何をするのものなのか?その内容について解説

2019年1月8日

防水工事をお考えの方はいらっしゃいませんか。
防水工事とは、建造物の雨や水等にさらされる部分に防水処理を行い、建物内部に水が染み込むのを防ぐ工事です。
人間が建物の中に住む上で、生活環境を確保する重要な工事の1つとして挙げられます。
そこで今回は、防水工事とは何か詳しくご紹介していきます。

□防水工事を行う場所

主に建物のどの部分にこの工事が必要かというと、代表的なのが屋根や屋上、ベランダやバルコニーです。
また、キッチンや浴槽、トイレや地下外部壁等にも必要です。
水は建物の色々な箇所で、溜まったり流れたり、はねたり凍ったりして、建物に色々な悪影響を及ぼすからです。
防水工事を行うことで、こうした水の影響から建物を守れます。

□防水工事の種類

屋上やベランダを守る防水工事には、大きく分けて塗る防水と貼る防水があります。

*塗る防水、ウレタン防水

塗る防水は、ウレタンの防水塗料を床面に塗っていき、防水膜をつくって建物内に雨水が浸入するのを防ぐという方法です。
こてやローラー等を使って塗っていくのですが、このウレタン防水には長所と短所があります。
長所は、防水効果があるウレタンを塗っていくので継ぎ目のない防水層をつくれるという点です。
短所は、ウレタンには臭気があること、また下地がでこぼこしていると、その上に塗ることになるのでその影響を受けやすい点です。

*貼る防水工事、シート防水

貼る防水は、シートを貼ることで、雨水が入ってくるのを防ぐという方法です。
一般的に使われる貼るシートは、塩化ビニールシートです。
こちらにも長所と短所があり、長所はシート自体が均一に出来ているので、品質が安定しているという点が挙げられます。
一方短所は、シートなので、どうしても継ぎ目が出来てしまい、その重ねた部分に多少の段差が出来てしまうという点です。

これらのウレタン防水やシート防水には、それぞれ密着工法と通気工法があります。
密着工法とは、屋上やベランダの床面にそのまま直接ウレタンを塗ったりシートを貼ってしまうという工法です。
通気工法は、字のとおり、通気の層をつくることで湿気を逃す工法です。
ウレタン防水にしてもシート防水にしても、値段的には直接塗ったり貼ったりする密着工法の方が工期が早く、値段も安いです。
そのため、密着工法を選びがちですが、工事後に施工面が膨れて盛り上がってしまうという現象が起こる可能性があるという点がデメリットとして挙げられます。
また、防水層が下地にしっかりと密着しているので、下地に含まれている水分の影響を受けやすく、防水層にひび割れができる場合があるので注意が必要です。

□最後に

今回は、防水工事とは何か、その工法についてご紹介しました。
このように防水工事と言っても、色々な種類があり、それぞれメリットやデメリットもあるので、よく調べて一番自分に合った工法を選択すると良いでしょう。

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