雨漏りを放置するとどうなる?原因や応急処置の方法についてご紹介!

2022年10月2日

「雨漏りの修理が面倒くさい」

このような考えをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
また、ついつい雨漏りの修理を放置してしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、雨漏りが発生する原因や放置してしまうとどうなるのかについて詳しく解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□屋上から雨漏りが発生する原因とは?

屋上の雨漏りには、さまざまな原因が考えられます。
まず、屋上から雨漏りが発生する原因についてご紹介します。

1つ目は、屋上材の不良です。

経年劣化のため機能しなくなった屋上材による雨漏りは、次のような箇所に現れます。

・瓦屋根・スレートの浮き、割れ、ずれ
・谷樋板金の腐食
・棟板金の釘浮き
・漆喰の崩れ

2つ目は、雨どいの不良です。

雨どいは、溜まった雨を下へ運ぶ役割を担っています。
この雨どいにゴミが詰まってしまうと、溜まった雨が流れなくってしまうため屋上から雨漏りが発生してしまいます。

3つ目は、初期の施行不良です。

家を建てる際の施工不良が原因で雨漏りが発生することがあります。
施工不良が原因の場合、雨漏りはすぐには発生しないと想定されることが多いため、劣化と捉えられることが多いです。

建設上の欠陥は、コーキングが施されていない、防水テープが貼られていない、塗装の重ね塗りがされていない、捨て水切りが設置されていないような場合に現れます。

次に、雨漏りが原因で起きる症状について解説します。

雨漏りといえば天井からの水漏れを思い浮かべる人が多いと思いますが、他にも様々な症状があります。

・静かな時に水滴の音が聞こえる
・壁紙・天井・ふすま・障子が波打つ
・壁紙にシミができる
・床が膨れ上がる
・結露が増える

上記のような症状があれば、雨漏りの可能性が高いです。

□雨漏りを放置してしまうリスクとは

雨漏りを放置してしまうと、どうなるのかについていくつかご紹介します。

1つ目は、家が劣化し強度が落ちることです。

雨漏りを放置してしまうことは家の劣化に直結しており、雨水によって侵食された場所は常に濡れて湿っています。
湿度85パーセント以上、木材の含水率25パーセント以上といった条件が揃うと、「木材腐朽菌」が増殖してしまいます。
そのため、木材の強度が低下し腐敗する原因となります。

また、鉄筋コンクリートであれば安全というわけでもありません。
壁などのコンクリートのひび割れから雨水が浸入すると、鉄筋がさびてしまいます。
その結果、鉄筋は膨張して強度を維持できなくなり落下し、家の倒壊に繋がるおそれがあります。

2つ目は、害虫が発生することです。

雨漏りが発生すると湿気で害虫が集まってしまう可能性があります。
害虫は家だけでなく私たちの身体にまで影響を及ぼすため注意しましょう。

代表的な害虫としてシロアリがあげられます。
シロアリは、地面から家屋に侵入すると柱や土台のような湿った木材を食べて増殖し、最終的には家屋をくりぬいてしまいます。
シロアリが繁殖してしまうと、住宅の強度や耐震性は著しく低下するでしょう。

その他には、湿気により繁殖したカビを食べるダニが発生してしまいます。
布団や畳にダニが生息してしまうと、虫刺されやアレルギーなどの病気に発展する可能性があります。

3つ目は、カビによって健康被害が生じることです。

雨漏りによる湿気でカビが繁殖し、アレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状の原因となります。
また、アレルギーによる夏型過敏性肺炎も発生します。
さらに、カビによって引き起こされるもう 1 つの健康被害として、皮膚感染症である水虫が挙げられます。
白癬菌は、水虫の原因菌の一種で、高温多湿を好むのが特徴です。

4つ目は、火災発生のリスクがあることです。

水と電気が接触することによって、漏電が発生する可能性があります。
漏電が発生すると家電が壊れるや感電するといったリスクがありますが、最も深刻な被害は火災の発生です。

漏電ブレーカーが落ちる、雨が降ると停電する、雨が降ると家電の調子が悪くなるといった場合は雨漏りによる漏電の可能性が高いので注意しましょう。

□雨漏り箇所の応急処置方法とは

まず、雨漏り箇所が屋内にあった際の応急処置方法についてご紹介します。

1つ目は、雨漏りしている箇所の下にバケツを配置することです。
雨漏り部分の下から水を吸収することで、屋内が濡れるのをを防いでくれます。
雨漏りを見つけたら、慌てずバケツを先に置くと良いでしょう。

2つ目は、窓サッシの水を拭き取ることです。

窓サッシが雨漏り箇所である場合、漏れた水分を雑布で拭き取ってください。
雨が強すぎる場合は、窓サッシの周りに布を置いて、その周りが濡れないようにすると良いでしょう。

次に、雨漏り箇所が屋外にあった際の応急処置方法についてご紹介します。
雨漏りしている箇所をブルーシートや粘着テープで塞ぐようにしましょう。
屋上に登る際は安全確保のため、なるべく複数人で作業を行うことをおすすめします。

□まとめ

この記事では、雨漏りが発生する原因や雨漏りを放置してしまうリスクについてご紹介しました。
雨漏りが発生したら、二次災害に繋がるおそれもあるため素早く対処するようにしましょう。
雨漏りについてご不明点等ございましたら当社までご連絡ください。

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