2022年10月25日
雨漏りが発生していても、日常生活に支障がないことから放置している方も多いのではないでしょうか。
雨漏りを放置していると気付かないうちに手遅れになってしまっていることがあります。
この記事では、雨漏りを放置するリスクについて詳しく解説します。
是非参考にしてみてください。
□雨漏りを放置するリスクとは
まず、雨漏りの放置による建物的なリスクについてご紹介します。
1つ目は、建物の強度が低下することです。
住宅内部に雨水が浸入してしまうと、木材が腐る、金属部分が錆びるなどの問題が発生します。
これらの問題が発生することで、建物の構造上で重要な柱が腐食し、建物自体の強度が低下してしまいます。
雨漏りを放置していると、突然天井が抜け、家屋が傾、災害による建物の倒壊など、雨漏りとは比べものにならないほどの深刻な被害を受ける恐れがあります。
また、雨漏りを放置しておくと、より多くの箇所を修理する必要があり、修理にかかる費用も高くなります。
雨漏りを発見したら、建物の維持費を抑えるため、なるべく早く修理しましょう。
2つ目は、建物の天敵であるシロアリが繁殖しやすくなることです。
湿気を好むシロアリは、湿った木材を食べます。
雨漏りによって住宅内の湿度が上がり、木材が濡れることで、シロアリの繁殖に適した環境になってしまいます。
住宅に発生するシロアリの8割は雨漏りが原因と言われています。
雨漏りを放置すると、シロアリが繁殖してしまうため湿気対策をしっかりと行いましょう。
3つ目は、美観を壊してしまうことです。
雨漏りによって、天井や壁紙にできたシミを放置していると布が剥がれ、カビが繁殖してしまいます。
カビが繁殖してしまうと、掃除するのは難しく、天井や壁紙が汚れて見えてしまいます。
また、雨漏りの修理費と併せて、天井や壁紙の張替え費用が必要になるため高額になってしまいます。
次に、雨漏りの放置による健康被害なリスクについてご紹介します。
1つ目は、カビやダニの発生で健康被害を及ぼすことです。
住宅内に雨水が侵入すると、建物内は湿度が高くなっており、カビが繁殖しやすい状態になっています。
目に見えないところでカビが大量発生している可能性もあり、美観を壊す以外にも健康被害を及ぼすことです。
カビの発生により、空気中にはカビが含まれてしまいます。
それを人間が吸い込むことによって、アレルギー症状や体調不良などの健康上の問題を引き起こしてしまいます。
他にもダニやネズミが発生することもあるため、雨漏りは早期に対処しましょう。
2つ目は、漏電の危険があることです。
雨漏りは漏電につながる可能性があることに注意が必要です。
雨漏りで水が浸入する屋上は、電気配線が張り巡らされています。
そのため、雨漏りにより配線に水がかかると、漏電する恐れがあります。
漏電によって、家電を使用していると頻繁にブレーカーが落ちてしまいます。
最悪の場合、ショートにより発火して火災が起きてしまう恐れもあります。
□雨漏りの原因となる箇所とは
1つ目は、壁です。
雨漏りの原因になりやすい箇所として、住宅面の垂直な壁があげられます。
タイル貼り、鉄骨造の場合は特に雨漏りのリスクが高くなります。
タイルの外壁が劣化してしまうと、タイルの目地が雨水の浸入箇所となります。
また、鉄骨造は、外壁と部屋との間に防水シートがないため、雨水が部屋に侵入しやすいという問題もあります。
2つ目は、ベランダやバルコニーに設置しているドレンです。
ベランダやバルコニーが浸水するのを防ぐために設置されたドレンは、雨水を建物の外に排水する働きをします。
ドレンが詰まってしまうと水が上手く排水できず、防水部とドレンの継ぎ目から雨漏りが発生してしまいます。
3つ目は、屋上です。
屋上は、太陽光や雨の影響を直接受けるため、複雑な構造によっては雨漏りが発生しやすくなります。
屋上材、棟板金のような雨仕舞板金や防水シートが劣化することにより屋上から雨漏りが発生します。
□雨漏りの応急処置方法とは
突然、雨漏りが発生した場合でも、適切な応急処置を知っておくことで、被害の拡大を最小限に抑えられます。
1つ目は、バケツを置くことです。
天井から雨漏りが発生している場合は、水滴が落ちるところにバケツや洗面器を置いて雨水を受け止める方法が効果的です。
水が飛び散るのを防ぐため、ビニールシートや雑巾を下に置くようにしましょう。
2つ目は、ブルーシートをかけることです。
屋上から雨漏りが発生している場合は、ブルーシートをかける方法が効果的です。
ブルーシートを被せる際には、風で飛ぶことがないように、おもりやテープなどでしっかりと固定しましょう。
豪雨の中、ブルーシートを1人でかける作業を行うことは、転落事故に繋がる可能性もあり、大変危険です。
作業をする場合は、天気の良い日に必ず2人以上で作業しましょう。
□まとめ
この記事では、雨漏りを放置するリスクについてご紹介しました。
雨漏りを放置してしまうと、建物以外にも健康被害を及ぼす可能性があるので注意しましょう。
雨漏りについてお困りの方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
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