雨漏りを放置すると天井が落ちる?落ちる前兆や応急処置の方法について解説します!

2022年12月2日

ご自宅が雨漏りしているにもかかわらず、そのままにしている方はいらっしゃいませんか。
放置していても大した被害にならないだろうとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
今回は雨漏りすると天井が落ちるかもしれない理由とその前兆、応急処置の方法についてご紹介します。

□雨漏りを放置すると天井が落ちる理由

雨漏りを放置して天井が落ちると聞いて、そんなわけがないと思う方がほとんどでしょう。
確かに、普通は天井が落ちることはありませんが、あまりに長く雨漏りを放置すると天井が落ちることがあります。

これは、頻繁に雨漏りが生じ、それが放置されると、天井の上に水がたまった状態となってしまうからです。
また、ボードの天井の場合、その水を吸収してしまうため、天井が柔らかくなっていきます。

さらに、天井や天井を支えている木材も腐っていくでしょう。

このように高い頻度で発生する雨漏りを長期間放置すると、天井を支える力や天井自体が弱くなってしまい、そのたまった水の重みで天井が落ちてしまうのです。

□雨漏りで天井が落ちる前兆とは?

ここまでで雨漏りで天井が落ちる理由を説明しました。
では、いま皆さんが住んでいる住宅の天井が雨漏りで落ちそうかどうかが気になるでしょう。
雨漏りが原因となって天井が落ちる場合は、前兆となるような症状が起きることが多いのです。
ここでは天井が雨漏りで落ちそうかどうか確認するために、雨漏りで天井が落ちる前兆について説明します。

1つ目の前兆は、天井のクロスが剥がれることです。
実際に雨漏りが天井で起こっている場合、天井の板がたまった雨水を吸収した結果、その天井についているクロスの接着剤が水につき、天井が剥がれることがあります。
クロスが剥がれたらすぐに天井が落ちるわけではありませんが、雨漏りしている可能性が高いため調べたほうがいいでしょう。

2つ目の前兆は、天井にシミやカビが発生することです。
雨漏りが天井裏で起こると、天井裏の湿度が高まり、天井にカビが生えるといった現象が起きます。
この場合に関してもすぐに天井が落ちることはありませんが雨漏りの可能性を調べたほうがいいでしょう。

3つ目の前兆は、天井自体が一部剥がれることです。
天井が一部剥がれている場合、また天井の材料が一部落ちてきている場合は雨漏りがかなり進行している可能性があります。
この場合は天井裏に多く水がたまっている可能性が高いため、できるだけ早く調査や修理をするようにしましょう。

4つ目の前兆は、天井の一部が膨らんできていることです。
天井はその材料やクロス、ボードがたくさんの雨水を吸収してしまうと、それらが膨らんで室内の側に天井が沈んだ状態になることがあります。
短い時間で多量の水が天井の裏に侵入するとこのような現象が起きることがあります。

この状態の場合も天井裏に多くの水がたまっていると考えられため、早めに調査や修理をする必要があるでしょう。

□天井が落ちそうなときや落ちたときの対処法

実際に雨漏りしていることを確認できたらできるだけ早く対処する必要があります。
また、雨漏りで天井が落ちてきてしまった場合にどうすればいいかについてもご説明します。
雨漏りが起きたときは天井が落ちないように少しでも雨漏りの被害を食い止める必要があります。
以下では、その対処法をお伝えします。

1つ目の処置は、バケツを置くことです。
まず、雨漏りしている箇所にバケツを置くことで漏れてきた水で床がぬれることを防ぎましょう。
また、そのままバケツを置いておくと水が落ちたときにバケツからはねた水がこぼれることがあります。
バケツに雑巾といった布を入れておくと水がはねることを防げるため、雑巾を入れることもおすすめです。

2つ目の処置は、床にビニールシートを引くことです。
雨漏りの範囲がバケツでカバーできないほど大きい場合はビニールシートを活用しましょう。
ビニールシートは床がぬれることを防ぐと同時に、万が一、天井が落ちてきたときの傷を防ぐためのシートにもなります。

3つ目の処置は、雨漏りした箇所の周辺にある家電製品や家具を避難させることです。
雨漏りしている箇所の近くに家電や家具を置いたままで、それが濡れてしまった場合、家具は色が変わってしまったり、木材が水を吸収して膨張したり、シミができたりする可能性があります。
また、家電製品は漏電を起こしたりして、故障や感電を起こすこともあるでしょう。

4つ目の処置は、雨漏りの原因となる箇所の応急処置をすることです。
本格的な処置は業者に任せる必要がありますが、応急処置であれば行える可能性があります。
雨漏りの原因として多いのは屋上、外壁、窓枠におけるひび割れや、位置のずれです。
そのため、それらの箇所を調べてみましょう。

原因を発見できた場合、応急処置をしましょう。
防水テープやビニールシートなどの水を通さないものを使って水の侵入経路を防ぐようにしましょう。

□まとめ

今回は雨漏りすると天井が落ちるかもしれない理由とその前兆、応急処置の方法についてご紹介しました。
天井が落ちるほどの深刻な状態になる前に雨漏りを修繕するように心掛けましょう。
雨漏りについてご不明点がございましたらお気軽に当社までご連絡ください。

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