雨漏り修理後にまた雨漏りが発生する原因とは?調査方法や修理方法を解説します!

2022年12月25日

せっかく雨漏り修理をしたのに、また次の雨で雨漏りが発生するケースが多々あります。
雨漏り修理をしても雨漏りが発生してしまうと安心できず、ストレスを感じてしまうでしょう。
この記事では、雨漏り修理後にまた雨漏りが発生する原因、調査方法、修理方法について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。

□雨漏り修理後にまた雨漏りが発生する原因とは?

雨漏り修理後にまた雨漏りが発生する原因には、人為的トラブルによって起こるものと建物が原因で起こるものがあります。
まず、人為的トラブルによって雨漏り修理後に雨漏りが発生するケースについて解説します。

1つ目は、未熟な施工が原因となって雨漏りが発生するケースについてです。
雨漏りの修理の際に施工が不完全であると、また雨漏りが発生してしまいます。
施工者が未熟な場合、原因を取り除けない場合があるため、施工者の年齢に関係なく雨漏りの修理に慣れていることがポイントとなるでしょう。

2つ目は、勘で雨漏り修理が行われていて雨漏りが発生するケースについてです。
雨漏りの原因を十分に理解せずに、雨漏り箇所を調べて勘で修理してしまうと、雨漏りが再発する可能性があります。
そのため、修理前は雨漏りの箇所の点検だけでなく、あやしい箇所も調査しておきましょう。

3つ目は、建物の知識不足により雨漏りが発生するケースについてです。
建物の図面がないと構造が把握できていない場合があります。

特に古い建物では、今では使用されていない材料や工法などが採用されていると、原因が特定しにくくなってしまう可能性があります。
推測して修理をしても、別に原因があれば、雨漏りが再発してしまうでしょう。

次に、建物が原因で雨漏り修理後にまた雨漏りが発生するケースについて解説します。
建物が原因で雨漏り修理後雨漏りが発生するケースとして、経年劣化が進行し、補修箇所以外で雨が侵入し、雨漏りが発生することがあります。

屋上の場合は、屋上材が劣化して寿命を迎えたケースや、防水シートが劣化したことにより、釘穴のシール性が低下しているケースがあります。
外壁の場合、外壁材やシーリングの一部を修理しても、経年劣化により別の場所から雨漏りが発生し、新たな雨漏りにつながってしまいます。

原因が建物の劣化で雨漏りが発生している場合、広範囲にわたって修理する必要があります。

□雨漏りの原因の調査方法とは?

雨漏り修理後にまた雨漏りが発生しないように、どこで雨漏りが起こっているのか、しっかりと原因を特定することが重要となります。
ここでは、雨漏りの原因を調べるための調査方法について解説します。

1つ目は、屋上の裏の点検を含む目視調査です。
目視による確認は、雨漏りの原因を特定する最も簡単な方法です。
目視確認ができれば、雨がどこから入ってきて、どのように流れているかの推測が可能です。

しかし、実際に雨が降っている際に確認しなければ雨の流れがわからない場合も多いため、次に紹介する散水調査と併せて行われている方が多いです。
また、屋上から雨漏りが発生した場合は、屋上の裏を調べることで侵入場所と経路を特定できます。

2つ目は、散水調査です。
実際に雨漏りが疑われる箇所を把握している場合は、散水を行うことで、雨漏りの再現が可能です。
屋上からの雨漏りが疑われる場合は、屋上と外壁が接する部分に散水し、雨漏りがないかどうかを確認します。
また、ベランダの場合は、水を貯めて、雨がたくさん降った場合に備えて、排水管に流すといった実験を行います。

3つ目は、サーモグラフィーです。
屋上の裏や壁の内側といった目視しにくい場所には、サーモグラフィーを用いて雨水の経路を確認します。

壁内の温度をサーモグラフィーで確認することで、どこからどのように雨が入ってくるのかを把握し、適切な補修を行えます。
ただし、対象箇所が乾燥している場合、サーモグラフィー調査では温度変化を捉えられないため、散水調査と併せて実施されます。

□雨漏りの修理方法とは?

雨漏りの修理方法は、雨漏りしている箇所によって異なります。
屋上、外壁、ベランダに分けてご紹介します。
まず、屋上から雨漏りが発生した際の修理方法は、以下の5つです。

・コーキング補修
・棟の交換
・カバー工法
・葺き直し
・葺き替え

次に、外壁から雨漏りが発生した際の修理方法は、以下の3つです。

・コーキング補修
・外壁カバー
・外壁張替え

最後に、ベランダから雨漏りが発生した際の修理方法は、以下の3つです。

・ドレン排水交換
・笠木交換
・防水工事

雨漏りが発生したら放置せず、すぐに修理を依頼しましょう。
雨漏りを放置してしまうと、雨漏り箇所の他にも腐食部分が広がり、高額な修理費用が必要になる可能性があります。

□まとめ

この記事では、雨漏り修理後にまた雨漏りが発生する原因、調査方法、修理方法について解説しました。
雨漏り修理後にまた雨漏りが発生するのを防ぐために、原因をしっかりと把握し、対策しておくことが重要になります。
ご不明点等ありましたら、お気軽にご相談ください。

無料お見積は今すぐお電話を。