外壁に隙間ができる理由とメンテナンス方法を解説します!

2023年11月8日

外壁に隙間ができているもののどのように対処すればよいかわからないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は外壁の隙間に着目します。
外壁に隙間ができる要因を解説するとともに、隙間を放置する危険性と主なメンテナンス方法を解説します。外壁の隙間でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

□なぜ外壁に隙間ができるのか

外壁に隙間ができる要因を解説します。

それは外壁の浮きやそりによる隙間です。
このような症状が見られる場合は、劣化がかなり進行している証拠です。
経年劣化により防水効果が弱まります。
そうすると外壁が水を吸収しやすくなり、その結果として外壁の浮きやそりが生じるのです。

この状態を放置すると内部へと水が侵入し始めます。
内部の木材が腐食する恐れがあるため、できるだけ早く補修を始めることが大切です。

□隙間を放置する危険性

外壁の隙間を放置することで起こりうる危険性を3つご紹介します。

1つ目は、雨漏りです。
雨漏りは屋上からだけでなく外壁からもします。
原因は劣化やメンテナンス不足です。
劣化が進み、隙間ができることでその間から雨が侵入して雨漏りが発生するのです。

2つ目は外壁材の腐食です。
先ほど解説したように、隙間を長い間放置しておくとそこから雨水が建物内に侵入します。
それだけでなく、隙間があると外壁内部の温度も上昇します。
そのまま放置しておいてもなかなか乾きにくいため、外壁内部は常に湿気がある状態になります。

湿っている状態は建物の腐食を早めてしまいます。
放置し続けると、腐食が進むだけでなく時には外壁材を張り替えなければいけないほどになってしまうかもしれません。
そうなるとお金も時間もかかってしまいます。
張り替える段階に至る前に対応をとることが大切です。

3つ目はシロアリの被害です。
シロアリと聞くと古い建物に住み着く印象を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、シロアリは古い家だけに住み着くものではありません。
外壁の劣化を放置しているとシロアリが現れる可能性も高まります。
シロアリは湿気があり温度の高い場所を好みます。
隙間を放置しておくと湿気が溜まります。
そうなると建物内の温度も上昇しやすいです。

シロアリが住みつきやすい環境を作ってしまうのです。
一度シロアリが家に住み着いてしまうと建物の劣化は進みやすいです。
住みつかないように事前の対策を徹底することが大切です。

□主なメンテナンス方法

主なメンテナンス方法は、打ち替え工法と打ち増し工法です。
それぞれについて解説します。

まず、打ち替え工法は古くなったコーキング材を全て剥がしたあと、新しくコーキングし直す工程です。
打ち替え工法のメリットは継ぎ目が新築同様の状態になることです。
継ぎ目を綺麗にして新しいコーキング材で隙間を埋めるからこそ実現できるのです。
継ぎ目が新築の状態になることで、次のメンテナンスまでの期間を確保できるでしょう。

ただ、1回の施工費用が高くなることに注意が必要です。
1回の施工で、古いコーキング材を剥がす費用と継ぎ目のコーキング材費用に加えて、コーキング施工費用がかかることを覚えておきましょう。
建物の大きさや外観のデザインによって、施工にかかる費用は異なります。

次は打ち増し工法です。
打ち増し工法は、古いコーキング材を残したままその上から新たなコーキング材を充填する工法です。
上から新たに充填するため、必要なコーキング材の量は少なく済むでしょう。
打ち替え工法よりも費用が安く抑えられるのが特徴です。

ただ、打ち増し工法は補修後の劣化が早くなる可能性があります。
さらにはもともとのコーキングが継ぎ目から剥がれている場合は新しいものも一緒に剥がれ落ちてしまうかもしれません。
その結果、後々メンテナンスが必要になることもあるでしょう。

どちらの工法が適しているかは住宅の状況によっても異なります。
よく比較検討してから決めることをおすすめします。

□まとめ

今回は、外壁の隙間に着目しました。
外壁に隙間ができる要因は、隙間ができることや外壁の浮きやそりにより隙間ができることでした。

隙間を放置しておくと、外壁材が腐食するきっかけになるだけでなくシロアリの被害が生じるかもしれません。
隙間を見つけた時はできるだけ早く対処するようにしましょう。

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